太郎坊山の西斜面には、「アベマキ」(鬼椚(おにくぬぎ)」の群生がある。西日本にしか見られないと言われるアベマキがここにあるのは、1806年(文化3年)6月5日月舘町下手渡(しもてど)に福岡の三池から新領地に移ってきた立花氏がアベマキの種であるどんぐりを持ってきて、自分の住む領地にも同じ木を植えたのではないかと、地元の人たちは言っている。
春から秋にかけての山野草の種類は多く見ることができる。印象に強く残るのは、春先に見られるニリンソウの群生。初夏に見られるユウスゲの群生地は印象が強い。
ユウスゲの群生
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