みどりの中に光る絹の町川俣
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じい、ばあの江戸見物(おばあさんの江戸見物の話)(現代語版)

印刷用ページを表示する掲載日:2012年7月1日更新

むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいて、
「江戸見物に行きましょう。」と言う話になりました。
「おばあさん、江戸は生き馬の目も抜かれるようなところだから、
私と放れたら、もう二度と家には帰れないぞ。
棒の先の方に赤い切れはしを付けておくから、はなれないように見物しなさい。」
と言って、江戸に行って見物して帰ってきたそうです。
「おばあさん、江戸はどうだったい。にぎやかだったでしょう。」
とみんなに聞かれたら、
「にぎやかでしたよ。
それより、江戸は棒の先に赤い切れはししかなかった。」
と言ったそうです。


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