本文
むかし、むかし、一人の男がおったど。その男は毎日、毎日、寝てばかしいて、ちっとも稼ごうとしなかったど。ある日いつものように男が寝てっと、一匹の蛇がやって来て、男のぜえの周りをぐるぐる回っておったんだと。近所の人が心ペえして男のぜえさ入ってみっと、誰も居なくて、ずない石が庭さころがってたど。
蛇に回らっち男は石になっちまったんだとさ。
川俣 阿曽 政秀
[表示切替]モバイル | パソコン | トップに戻る
▲