みどりの中に光る絹の町川俣

カラスの埋け栗(カラスの話)

印刷用ページを表示する掲載日:2012年7月1日更新

山仕事で炭がま作りや、木植え行った時など、
土の中から栗がたくさん出てくっことあっぺ。
ありゃ、カラスや山のサルが冬のえさにすっぺと栗の実集べで、
空さ浮かんでいる雲目印に、土ん中さ埋めるんだつぅんだな。
雲は生き物でちっともじっとしてねえ。
ほんだから、カラスがあとでほっこじったって、
目印がねえがら分かんねえわけだ。
ほれがカラスの埋け栗だって言うんだと。

川俣 佐藤 庄吉


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