伝染性紅斑(りんご病)が流行しています!
印刷用ページを表示する掲載日:2025年5月2日更新
伝染性紅斑(りんご病)とは
伝染性紅斑とは、10‐20日の潜伏期間を経て微熱や風邪症状がみられ、その後紅斑が現れます。
両頬に赤い湿疹が出ることから、「りんご病」とも呼ばれている小児に多い感染症です。
◎令和7年4月14日から20日までの1週間において、伝染性紅斑の発生報告が過去10年間の最高値まで増加しており、流行が確認されています。
妊娠中または妊娠の可能性がある方へ
伝染性紅斑に特別な治療法はありません。基本的には、軽い症状の病気のため経過観察を含め、症状に応じた治療となります。
しかし、過去に感染したことのない女性が妊娠中に伝染性紅斑に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫等の重篤な状態や流産のリスクとなる可能性があります。
◎熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。
◎感染しても症状がない場合(不顕性感染)もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えてください。
予防と対策について
伝染性紅斑を予防するワクチンや薬はありません。
感染経路は「接触感染」であるため、風邪症状のある人は手洗いうがいやマスクの着用など基本的な感染対策を心がけることが大切です。
詳しくは、以下をご覧ください。