本文
むかし、ある山奥さばあさまと娘が住んでいたど。ほしたら、毎晩、美しいせなさまがかよってきたんだと。そしてるうぢに、その娘ごどはらませちゃったんだと。娘がばあさまにさ、「なじょすっペ」って言ったら、「なあに、五月節句のしょうぶ湯さはいっと、おぢちまうわ。」って言ったんだと。ほんじそのせなさまのあどついでって、蛇だとわかっちまったがらない、そうさせんだと。ほだがら五月節句のしょうぶ湯さ、なんでかんでへえねがなんねんだって。
羽田 菅野マサノ
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