二ホンミツバチの分蜂は、例年5月の連休頃から盛んになりますが、今年は温暖化の影響で分蜂が少ないと聞き、心配でした。
新聞記事で「人類に恵を与える身近な生き物が苦難の時代を迎えている」という言葉を見て、平成15年、福島県の事業で開催され、私自身も参加した「循環型社会づくり研修」でドイツの里山と農村を訪ねたことを思い出しました。研修では、ストーブ用薪の計画的伐採により蜜源植物を守ること、蜜蝋で蝋燭製作をするためミツバチは農村の生活に需要な役割を果たしていることを学びました。
ドイツ研修から約20年、近年、日本では蜜源植物の面積が全国で減ってきています。人による山野開発も一因と考えられる中、福島県養蜂推進協議会では、ミツバチの大切さを多くの人に知ってもらいミツバチを守るため、県内で蜜源を増やす構想を進めています。素晴らしい構想だと思いました。
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