みどりの中に光る絹の町川俣

町長のひとこと vol.2

印刷用ページを表示する掲載日:2021年7月26日更新
tyoutyou

町長のひとこと vol.2 (広報かわまた6月号掲載)

昔の田植えは、休みを利用して家族でする楽しみがありましたが、近年は家族での田植えや手作業での田植えを見ることは出来なくなりました。

5月上旬、今から20数年前に「どんぐり市」を開催し、お世話になった菅野さん(後沢)宅での田植えにお邪魔しました。

菅野家では、現在約1ヘクタールの水田に「ひとめぼれ」を栽培し、苗作りから収穫まで全部自前でやっており、食用米として出荷しているそうです。反収は約400キロ。米の価格が安く赤字になるそうですが、「先祖の残した土地だから、荒らすことは出来ない。米を作っている農家は当時の半数になってしまったが、体が続く限り頑張るしかない」と力強く話してくれました。

この地域に限りませんが、山間の棚田が年々荒廃していく状況に打つ手を考えなければならないと再認識しました。


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