みどりの中に光る絹の町川俣

ごみの減量化にご協力を!

印刷用ページを表示する掲載日:2025年4月14日更新

私たちの生活とは切っても切れない「ごみ」。

川俣町の1人1日あたりのごみ排出量は、県内平均、全国平均を大きく上回っている状況です。

ごみが増え続ければ、そのごみを処理するために使われる費用も増大し、私たちの負担が増えるばかりか、収集・運搬や焼却などのごみを処理する過程でたくさんの二酸化炭素が排出され、地球温暖化のさらなる進行につながってしまいます。

ごみの減量化のためには、川俣町に住んでいらっしゃる皆さま一人ひとりの意識がとても重要です。

町民一丸となって、ごみの減量化に取り組みましょう!

川俣町のごみの現状

ごみの排出量

川俣町の1人1日あたりのごみ排出量(※)は、令和5年度1,255グラムとなり、全国平均の851グラムを大きく上回っております。

また、福島県の平均は968グラムであり、その排出量は全国ワースト2位となっておりますが、川俣町はその福島県内でもワースト1位の排出量となっております。

その要因としては、平成23年3月に発生した東日本大震災・福島第一原子力発電所事故以降に急増していることから、災害に伴う「片づけごみ」が一因とも考えられますが、震災から10年以上が経過した現在もいまだ高止まりが続いている状況です。

※1人1日あたりのごみ排出量とは、1年間に町内から排出されたごみ(事務所や飲食店等から排出された「事業系一般廃棄物」を含みます)の総量を、各年度の10月1日現在の住民基本台帳人口と、各年度の日数(365日または366日)で割った数値のことです。

1人1日当たりのごみ排出量

ごみの種類別内訳は、可燃ごみが8割以上を占めています。

R5年度実績

ごみのリサイクル率

川俣町のごみのリサイクル率(※)は、令和5年度7.0%となり、福島県平均13.2%、全国平均19.5%を大きく下回っている状況が続いています。

※リサイクル率とは、1年間に町内から排出されたごみ(事務所や飲食店等から排出された「事業系一般廃棄物」を含みます)のうち、缶・ビン・ペットボトル・プラスチック製容器包装・新聞・ダンボール等の資源物が再生利用された量を、ごみの総処理量で割った数値のことです。

ごみリサイクル率

ごみ処理費用

川俣町内の家庭から排出されるごみは、『廃棄物の処理及び清掃等に関する法律』の規定により、町が収集、運搬及び処分を行う義務があります。

町は、ごみ収集所に出されたごみの収集及び処分場までの運搬業務を、業者に委託しており、業務委託料を支出しております。

また、ごみの処分は、伊達市保原町にある「伊達地方衛生処理組合清掃センター」で行っており、当センターでは、川俣町のほか、伊達市・国見町・桑折町のごみの処理を行っておりますが、各構成市町は、それぞれの市町から搬入されるごみの量に応じた負担金を支出しております。

それらを合わせた川俣町のごみ処理費用の総額は、年々増加しており、現在では年間1億5千万円を超える多額の費用がかかっています。

 
年度 ごみ処理費用(千円) 町民1人あたり処理費用(円)
平成29年度 132,763 9,597
平成30年度 136,211 10,139
令和元年度 141,520 10,842
令和2年度 141,214 11,103
令和3年度 141,688 11,435
令和4年度 144,898 12,010
令和5年度 154,112 13,742

ごみの減量化のポイント

川俣町のごみの現状を改善するためには、町民の皆さま一人ひとりの心がけとご協力による、ごみ減量化の取組が必要です。

次のポイントを参考にして、ごみの減量化にご協力をお願いいたします。

≪ポイント1≫ 3Rの実践

3R(スリーアール)とは、以下の3つの語の頭文字をとった言葉で、ごみの減量化及び持続可能な循環型社会の形成に関するキーワードです。

ごみの減量化のために、3Rを意識した生活を心がけましょう。

①リデュース(Reduce)

発生抑制:ごみになるものの量を減らすこと。

(取組例)

  • マイバックを活用し、無駄な包装は断る。
  • マイボトルを持ち歩き、缶やペットボトル飲料は買わない。
  • 詰め替えの商品や簡易包装の商品を選ぶ。
  • 利用頻度の少ないものは、レンタルやシェアリングシステムを利用する。
  • 耐久性の高い製品や省資源化設計の製品を選ぶ。

②リユース(Reuse)

再使用:ものを捨てずに繰り返し使うこと。

(取組例)

  • 壊れたものを修理して使う。
  • 再利用可能な容器に入った製品を選び、使い終わった時にはリユース回収に出す。
  • リサイクルショップやネットオークション、フリマアプリ等を活用する。

③リサイクル(Recycle)

再利用:ごみを資源として再利用すること。

(取組例)

  • 缶、びん、ペットボトル、ダンボール等の資源ごみをきちんと分別する。
  • エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機等の家電は、決められた方法で正しく処分する。
  • リサイクル原料で生産された商品を選ぶ。

≪ポイント2≫ ごみの分別の徹底

川俣町のリサイクル率が低迷している原因として、本来であれば資源ごみとして分別・排出すべきものが、可燃ごみとして捨てられていることが考えられます。

特にペットボトルのラベル、お菓子のパッケージ、レジ袋等の「プラスチック製容器包装」や、新聞紙、雑誌、紙袋、段ボール等の「古紙類」が、可燃ごみとして捨てられている可能性があります。

可燃ごみとして捨てられた資源ごみは、そのまま焼却されてしまい、リサイクルされません。

また、分別がなされていないごみは収集できないため、ごみ収集所に放置され、周辺の生活環境の悪化にもつながります。

毎年、各家庭に配布しております「ごみの分け方・出し方」や下記のページを参考に、ごみの分別を徹底して、種類ごとに決められた収集日に排出しましょう。

ごみの分別方法(伊達地方衛生処理組合ホームページ)<外部リンク>

≪ポイント3≫ 生ごみの水切り

川俣町のごみの8割以上を占める可燃ごみは、その約4割は「生ごみ」と言われております。

その生ごみの約80%は水分と言われており、できる限り水分を減らして排出することが、ごみ全体の減量化につながります。

下記の方法を参考に生ごみの水切りにご協力ください。

①水分を絞る

生ごみを捨てる際には、三角コーナーや水切りネットを利用し、ギュッと水分を絞ってから捨てましょう。

この一手間だけでも多くの水分を減らすことができます。

生ごみの水切り

②乾燥させる

三角コーナー等にまとめた生ごみはすぐ捨てずに、一晩おいて乾燥させてから捨てましょう。

また、市販の電動生ごみ処理機を利用すれば、嫌な臭いも除去しながら、大部分の水分を乾燥させることが可能です。

※町では、電動生ごみ処理機等の購入費に補助金を支出しております。詳しくはこちらをご覧ください。

電動生ごみ処理機

③たい肥化する

市販の生ごみコンポストを利用して、庭や畑で生ごみをたい肥化すれば、可燃ごみの大幅な減量化が可能です。

また、コンポストからできたたい肥は、家庭菜園等での野菜や花の栽培用として活用できます。

※町では、生ごみコンポストの購入費にも補助金を支出しております。詳しくはこちらをご覧ください。

生ごみコンポスト

【ダンボールコンポストを作成してみましょう!】

家庭で不要になったダンボールと土だけで、生ごみをたい肥化するコンポストを簡単に作成できます。庭や畑がない家庭でも、手軽に生ごみのたい肥化が可能ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

1)材料を準備する。

準備物:ダンボール、培養土(ホームセンター等で購入できます)、スコップ、ガムテープ

準備物

2)ダンボールを組み立てる。

組み立て

3)培養土を入れれば完成!

完成

4)生ごみを投入し、毎日1回はスコップでよく攪拌してください。

生ごみ投入

攪拌

生ごみの発酵には、適度な温度管理と水分調整が必要ですので、寒い時期は暖かい屋内に設置し、生ごみは水分を切らずに投入することがポイントです。

※ダンボールコンポストの詳しい作成方法や管理のポイントについては、下記担当までお問い合わせください。


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