2025年1月29日から2月6日まで、姉妹都市提携をしているコスキン市へ、川俣町関係部局職員による派遣団を送りました。
コスキン市長との懇談の内容や、コスキン市の街並み、アルゼンチンと日本の文化の違いなどについて報告会を開催します。
アルゼンチンを旅する気分で、お気軽にご参加ください。
コスキン市長(中央)及びコスキン市職員の皆様と。
アルゼンチン料理「アサード」
◆とき 令和7年3月22日(土)午後2時から1時間程度
◆ところ 川俣町中央公民館1階 第2展示研修室
◆申込み 不要
(写真左が藤原町長、右がエドゥアルド・テンポーネ大使閣下。スクリーン左上の画面の中央がラウル・カルディナリ・コスキン市長。)
アルゼンチン共和国大使館において、エドゥアルド・テンポーネ大使閣下のご仲介のもと、藤原一二川俣町長とアルゼンチン共和国コスキン市のラウル・カルディナリ市長が、オンラインにより姉妹都市協定書に署名しました。
高橋道也川俣町議会議長、佐久間裕晴教育長、斎藤寛幸コスキン・エン・ハポン開催事務局代表が出席したほか、川俣町役場庁舎において、オンラインで、町議会議員と幹部職員が出席しました。
川俣町では、昭和50年(1975)から、アルゼンチン共和国コスキン市で行われている「コスキン・フォルクローレ・フェスティバル(Festival Nacional del Folklore Cosquín)」から名を冠し「日本のコスキン」という名称の中南米音楽祭「コスキン・エン・ハポン」を開催しています。(R6年末時点・第47回)
主催団体である「ノルテ・ハポン」が昭和58年(1983)に初めて親善訪問団をコスキン・フェスティバルに送ったことを契機として交流が開始され、平成11年(1999)には町長を団長とする親善使節団をコスキン市に送り、同年、コスキン市から、コスキン・フェスティバルに出場するための予選会場(プレコスキン)として正式に認定されました。
町は、平成18年(2006)、平成31年(2019)にも中・高校生等が参加する親善使節団を送っています。
令和5年(2023)、在日アルゼンチン共和国大使館のエドゥアルド・テンポーネ大使閣下から、コスキン市と姉妹都市交流を始めることが提案されました。
令和6年2月29日にオンライン会議を行い、その後、コルドバ州が協定書の草案をつくり、双方協議を経て、令和6年(2024)12月19日に、オンラインで調印式が開かれました。
コスキン市との50年の長きにわたるご縁を、このような、姉妹都市提携という形で実を結ぶのは喜ばしい限りであり、川俣町は大きな喜びに包まれています。
今回の姉妹都市提携に際し、アルゼンチンと日本の橋渡しをしてくださった、アルゼンチン共和国特命全権大使 エドゥアルド・テンポーネ閣下に心よりの感謝を申し上げます。
1年と少し前に、閣下との昼食会において、姉妹都市提携の話が動き出し、この間、大使を始め大使館の方々に多くの支援を頂戴し、その感謝は言葉では言い尽くせないほどです。
テンポーネ閣下と大使館関係者皆さまには、盛大な式典をご準備くださり、心より感謝申し上げます。
そして、この調印式はゴールではなくスタートです。
これから、コスキン市と川俣町の地球半周分の友情をはぐくんでいくことへの期待感や、コスキン市の友人から、日本にいる私たちがまだ見たことのない世界や、まだ知らないことを学び、ともに幸せを共有し、ともに発展していけるということは、この上ない楽しみであります。
今後とも、コスキン市と友好の輪を育み、ともに歩みを進めるために、皆様のご支援とご協力をお願いし、また、アルゼンチン共和国と日本国両国のますますの友好と発展をご祈念し、あいさつとさせていただきます。
ビバ コスキン! ビバ カワマタ!
ビバ アルヘンティーナ! ビバ ハポン!
コスキンと日本の歴史は1964年、日本のフォークグループ 「Las Voces del Sol Nacimiento 」が初来日した時に、コスキンと日本の歴史は始まった。
日本のフォークグループ 「Las Voces del Sol Naciente」(日出ずる国の声)が初めてアルゼンチンのフォルクローレの首都を訪れた。
アルゼンチン・フォルクローレの首都 芸術的交流として始まった。
芸術的な交流は、やがて日本とアルゼンチンという遠く離れた2つの都市の間の深い文化的な関係となった。
遠く離れた2つの都市: アルゼンチンのコスキンと日本の川俣町。
1974年、川俣町は「アルゼンチン国立フォルクローレ・フェスティバル」を採択した。
アルゼンチンの象徴的な祭りであるコスキン・フェスティバルにインスパイアされた年中行事である。
アルゼンチンの祭りに触発されたものである。この出会いは、両国の文化の架け橋となった。
アルゼンチンの音楽と伝統は、遠く離れてはいるが熱狂的な反響を日本にもたらした。
しかし、日本では熱狂的なのだ。
ラウル・カルディナリ・コスキン市長は、在日アルゼンチン大使館の協力のもと、この歴史的な関係を正式に結ぶための重要な一歩を踏み出した。今年12月19日に調印される協定により、川俣町でのフェスティバルは最終的に正式なものとなり、両市、ひいてはアルゼンチンと日本の二国間関係におけるマイルストーンとなる。
10月12日(土)、カルディナリ市長が日本のスクリーンに登場し、日本でのコスキン全国フォルクローレ・フェスティバルの開幕にあたり、日本政府と日本国民に公式の挨拶を送る。この放送の中で、12月19日に行われる協定の正式調印も発表される。この発表は、数十年にわたる文化協力の集大成であり、両国の交流と協力の新時代の幕開けを意味する。
コスキンと日本の関係は、文化がいかに遠く離れた民族を結びつけ、障壁を取り除くことができるかを示す感動的な例である。1964年、一組の音楽家の来日から始まったこの交流は、40年以上続く国際的な影響力を持つ文化交流へと発展した。
協定の調印は、日本でのフェスティバルを正式なものとするだけでなく、観光、教育、文化政策などの分野における将来の協力の機会への土台を築くものでもある。文化が世界共通語となりつつあるグローバル化した世界において、この協定は単にイベントを正式なものにするだけでなく、国境を越えた友好関係を象徴している。
コスキンはフォルクローレの首都として、地元のアイデンティティを国際的な舞台で披露し、日本はこの芸術的遺産を受け入れ、自らのものとする能力を実証した。川俣町で開催されるフェスティバルは、単なるイベントではなく、伝統と価値観の豊かな2つの文化のつながりを示す生きた証なのである。
日本におけるコスキン全国フォルクローレ・フェスティバルの公式化は、文化外交の勝利を意味するだけでなく、未来への新たな扉を開くものでもある。この節目が、コスキンと日本、そして世界との交流と協力の、より実りあるステージの始まりに過ぎないことを願うばかりである。
皆様へ、
アルゼンチンと日本の関係の歴史において非常に意義深いこの瞬間に、皆様にご挨拶できることを大変嬉しく思います。それは、コスキン市と川俣町との姉妹都市提携の協定締結の瞬間です。
川俣町と私たちの国との絆は、1970年代に故長沼康光氏がアルゼンチンのフォルクローレに深い愛情を持ったことに端を発しています。彼は、私たちの音楽に情熱を注ぐ仲間たちと共に、「コスキン・エン・ハポン」を形作るために尽力しました。これにより、アルゼンチンのアイデンティティの象徴とされる、コルドバ州コスキン市の全国フォルクローレ祭を讃える機会を作り上げました。
この絆は文化交流を通じて始まりましたが、時を経るごとに私たちの国民同士、そして両国の行政当局間の関係が深まりました。「コスキン・エン・ハポン」が成長し、アルゼンチンのアーティストが毎年参加するようになり、さらには「プレ・コスキン」として認定されるまでになりました。しかし、フォルクローレによって結ばれたこれらの都市は、これまで正式な制度上のつながりを持つことはありませんでした。
そのため、昨年私が「コスキン・エン・ハポン」に参加した際、これは私の公式活動の一つでもありましたが、私たちはこの方向に進むという固い決意を抱きました。この場を借りて、この取り組みに対するご尽力とご支援をくださった藤原一二町長に心から感謝申し上げます。この協定の実現に向けて、1年間を通じてさまざまな会議や交流を重ねてきました。
私は、この協定の締結が、コスキン市と川俣町だけでなく、アルゼンチンと日本との関係において新しい一章を開くものと確信しています。この協定は、文化や芸術の交流を強化するだけでなく、教育や観光などの他の分野にも新たな扉を開くことでしょう。
これらの絆は、私たちのコミュニティを豊かにするだけでなく、両国間の関係にもポジティブな影響を与え、友好と相互理解の精神で私たちの国民同士をさらに近づけることになります。
この歴史的な一歩を共に祝し、この協定が私たちをますます結びつけるものであると確信しています。
敬具
在日アルゼンチン共和国特命全権大使 エドゥアルド・テンポーネ
2025年1月21日(火)、川俣町の学校給食で、姉妹都市協定締結を記念してアルゼンチン料理を取り入れたメニューが提供されました。
川俣小学校では、藤原町長、高橋町議会議長、佐久間教育長ほか町関係者も、児童と一緒に試食しました。
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◆ケーナバーグ・・・アンデスの縦笛「ケーナ」に見立てたスティック状のハンバーグ。切れ目入りのコッペパンに挟んでいただきます。ケーナは、南米のアンデス地方で先住民に受け継がれてきた細い縦笛です。 ◆アルゼンチンサラダ・・・レンズ豆、玄米、ブロッコリーをふんだんに取り入れたサラダ。アルゼンチンは世界の中でも豆類の生産が多い国です。レンズ豆は食物繊維が豊富で便秘の解消につながります。 ◆ロクロ・・・野菜ブイヨンベースで、牛肉、さつまいもやコーンを入れた具だくさんのシチュー。「ロクロ」は、ボリュームのある具だくさんの濃厚なシチューのことです。アルゼンチンでは、どんな土地でも草が生えたため牛の放牧がさかんで、主食が「お肉」といわれるほど牛肉の消費量が多い国です。 |
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