2011年3月11日からちょうど10年。1年生から3年生は震災の後に産まれた子どもたちです。4年生から6年生もまだ小さくて,震災の記憶はどのくらい残っているでしょうか。川俣南小では,毎年,3月11日が近づくと,「3.11」についての全校集会を行っています。今年は,3月10日(水曜日)に全校集会を行い,校長先生から3つのことについてお話をいただきました。
1つめは,今年の2月13日の地震を振り返り,2011年3月11日の地震と比べました。2月13日の地震も大きな揺れがあり,怖い思いをしたという子どもたちが多くいました。大震災の地震は,それよりも大きく長く続きました。どのくらい長かったかということを,目を閉じて体験しました。時間にして3分10秒です。子どもたちからは「長かった。」「こわいなあ。」という感想が聞かれました。
2つめは,2011年3月11日の川俣南小の様子を教えていただきました。1年生と2年生はすでに下校していたこと,3年生から6年生は教室で勉強をしていたこと,外に避難して雪が降ってきたので,怖さと寒さで泣いてしまう子どもがいたこと,そして,川俣南小の体育館は翌日から避難所になり,多くの人が避難してきたことです。
最後に,自分の命を自分で守るために,地震が起きたらその場でどのような行動をとればいいのか考えておくことが大切で,10年前の大きな地震を無駄にしないようにしようと話されました。
その後教室に帰ってから,各学級で「3.11に学ぶ」の資料を基に話し合ったり,作文を書いたりしました。
これから生きる私たちにできることは,震災を伝えていくこと,そして,震災から学び,命を守り,生き抜く力を身に付けていくことだということを考えさせれました。
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