川俣町と月舘町にまたがる「女神山」
ご覧になりたい項目をクリックしてください。
「うつくしまふくしま百名山」の一つで、秋山と月舘町にまたがってそびえる秀峰である。独立峰のようにそびえる姿は、名前のごとく「女神」が住む山かと思われる。川俣町でも月舘町でもこの「女神山」についての伝説や言い伝えは多く、まさしく山麓の人々にとって心の拠り所となる山であることが伺われる。
案内板や登山道の整備は整っており、四季を通じて訪れる人が絶えない所である。麓には、樹齢400年以上といわれる「秋山の駒ザクラ」があり、4月にはとてもにぎやかになる。ここは、木道や休憩所が整備されており福島県の緑の文化財にも指定されている。また、近くには同じく緑の文化財の「あすなろ」もある。
草花や、昆虫が特に多い山であり、展望が開けているために、いろいろな楽しみかたができる山である。国道114号線からも望め、親しみのある山である。
山頂には、川俣町で唯一の一等三角点がある。
山頂に小社女神神社が建立されているが、いつごろ建立されたかは定かでない。
「祭礼ハ三月十五日」と表されている。
また、古くからのしきたりに「山のぼり」と称して4月の酉の日に婦人たちが寿司や、煮〆をつくって、集落中が山登りを楽しんだ。
山頂に近づくにつれて、イボイボした岩が現れてくる。この岩は玄武岩といわれる、火成岩の一つである。
むかしは、「この岩に足をかけると、雨が降る」と語りつがれ、『雨降らし岩』とも言われている。
毎年4月の第3日曜日に、秋山集会所で式典を行い、揃って登山をしている。
JRバス東北「福島駅東口~川俣高校前」で「十二社」下車
※駐車場について
堀切登山口には、乗用車3台ほど駐車可能。
県道沿いの秋山集会所には、大型バス駐車可能。
椚平登山口には、乗用車3台ほど駐車可能。
月舘登山口は、路上駐車につき注意が必要。
「女神山」という名前が良い。山頂からの見晴らしが良い。登山道が良く整備されている。動植物が豊富である。歴史がある。人々が暖かい。こんな要素が絡み合って、常に多くの登山者でにぎわう山である。
町内から福島市内へ自動車へ向かう時、正面に全容が見えるが、四季を通して様々な姿を見せてくれる。そして見る角度によって様々な姿を見せてくれて、愛着のわく山である。
[表示切替]
| | トップに戻る