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川俣町と東和町にまたがる「口太山」は、登山道や山頂が整備されていて四季を通して多くの登山客に親しまれている。特に山頂には大きな樹木が少なく、展望に優れているほか、五月には山頂のつつじが見事に咲き誇る。 「うつくしまふくしま百名山」に選ばれた「口太山」は、口太山愛好会立看板を設置し登山道の整備や、山開きを行っている。 大綱木側から登り始めて間もなく、杉林に入るとそこは国有林である。そして土砂の流出を防ぐための保安林にもなっている。 山頂には三等三角点がある。
どちらかと言うと、広葉樹中心の樹木の多い山であるので、紅葉シーズンが楽しみである。また、川俣町には珍しく「白樺」の木々が沢筋の随所に見られる。 初夏に山頂付近に見られる「フシグロセンノウ」がひときわ目立っている。 川俣町内の他の里山と比べるとやや植生が違うので、注意しながら歩くと面白い。 特に、川俣町の花である「やまつつじ」が所々に見られ、特に山頂の「やまつつじ」は美しい。また、5月中旬には淡い紫色に咲いた「トウゴクミツバツツジ」が、猿の首取り付近に見られ、登山客を楽しませてくれる。
口太山の残雪が一こごりの時は作がいいし、三こごりの時は作が悪い。(川俣町史資料)
毎年5月第2日曜日に、大綱木公民館と口太山愛好会が中心となって行っている。
大綱木小学校跡地で受付を行い、山頂に向かうことになっている。
東北自動車道福島西ICから車約50分
※駐車場について
大綱木小学校跡には、乗用車30台程度、キャンプ場手前には乗用車5台駐車可能。
夏無沼には、乗用車30台程度の駐車可能
川俣町をほぼ縦断している「広瀬川」の源流が口太山のふもとにある。ここの水は、やがて梁川町で阿武隈川に合流し、宮城県の岩沼で太平洋にそそがれる。山ろくの大綱木では、広瀬川に鮭を呼び戻そうと、ふ化を行っている。山は水を生み、海を豊かにして魚や海産物を育てている。口太山は、そんな海の母親を思わせてくれる山である。 ふもとには、キャンプ場があるのでぜひともここにテントを張って一夜を過ごしてみたいものである。
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